
「お皿は立てて収納したい」
キッチンの片付けに伺うクライアントから
こう言った言葉をよくいただく。
キッチン収納の一つのお題。
「皿は立てるか重ねるか、問題」
世の中の皿の収納術、なるものを見てみると
「重ねる収納」より「立てる収納」が
見栄えも良く、取り出しやすく、一般的に支持されている。

が、本当かな?
と疑ってしまう。
立てる収納もデメリットがある。
今日は「皿収納」の話をしたい。
メリットは周知の通り。
パッとワンアクションで取り出せ、
他の皿との接触が無いため皿同士が傷がつきにくい。
これが、引き出しや棚に「堂々と」収納してあると
ニクいなぁ。とヤキモチ妬いてしまう。

で、デメリットだ。
皿を立てるにあたり、
ディッシュスタンド、ファイルボックス、仕切りスタンド
などの収納グッズを先に仕込んで、皿を収納していくのだが。
その収納グッズの幅や奥行きなどのサイズが、
スペースを「圧迫」してしまう。

それもそのはず。
一枚一枚の皿のためにスペースを区切る板が余分に発生するからだ。
そう、結論を言うと、スペース泥棒、でもある。
間違っても、収納力アップ、なはずがない。
また、きっちり立てようと、
深い引き出しの中に大皿を入れたら引き出し内部に皿が引っかかり、開閉できない場合もある。
そのため、我が家では若干の斜め収納なのだ。

あまり良いイメージはないかも知れないが、
皿を重ねることも十分メリットがある。

例えば丼、小鉢、など。
これらは一枚一枚立ててなんか居られない。
他にも、皆が集まるようなイベントの時にしか使わない
パーティ用大皿。とか。立てる必要など無い。
普段使いの食器だって重ねる。

その理由は、人数分重ねたまま手に取るから。

一枚一枚取り出さない。
6人だったら、お皿を6枚一気に手に取りたい。
盛り付けだってまとめて早く済ませたい。

ケーキの皿もそうだ。とりわけておくため家族全員分の数がまとまって収納してある方が都合がいい。
そのため、引き出しの中は
重ねた普段使いの皿が収納されている。
重ねるにもちゃんと「理由」がある。
何となくで、重ねてはいない。
我が家では
キッチン食器棚に
立てる皿、重ねる皿、の両方の収納方法が存在する。
使い方を分けている。

立てる皿収納
サブの皿として、
お皿が足りない時や盛り付けに変化をつけたい場合に立てている。
重ねる皿収納
日常の皿として、
家族全員分(5.6枚)の皿を一気に調理台に移動できるように
皿を固めている。
意外にも、毎日使う物は重ね、非日常の皿は立てる。

丁寧な暮らし?
そんな事はお構い無しだ。
一枚一枚、優雅に皿を出しているヒマなどない。
皿を重ねる事で、盛り付けスピードを早める。
一刻も早く家族の腹を満たすのだ。
参考にならないかも知れないが
今日はここで終わりにしたい。