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2025.12.11あって当たり前?【ピーラー】3ヶ月無し生活

 

 

ピーラーが、突然無くなった。

 

 

 

 

ある日、いつものように人参の皮を剥こうと、

キッチン調理台下、扉裏のフックにかけてある

ピーラーを取ろうとしたら無いことに気がついた。

 

 

収納扉付近、電子レンジ付近、フライパン周辺も。

どこを探しても見つからない。

いつもは食器類と一緒に洗ったらすぐに扉裏のフックにかける。

 

包丁はじめ、ピーラーなどの「刃物」は、

安全のため、洗ったらすぐにしまうのが私(我が家)のルールだ。

 

 

 

突然の出来事に、少しうろたえた。

 

 

 

 

1 当たり前の存在

 

ピーラー一つ無くなっただけ。と思えばいいのかもしれないが

何気なく当たり前に使っていた道具が無くなったら。

 

これがピーラーではなく他の道具

 

例えば、

毎朝コーヒーを淹れるためのマグカップ、

 

バッグに常備するボールペン、

 

洗面台下にあるヘアブラシ、

 

など。

 

 

「当たり前に存在するであろうものが」無い。

 

 

これはちょっとした事件になる。

 

他の人にはわかるまい。

使っている本人だけ、の問題だ。

 

 

ぼんやりしている私である。

 

「間違えてゴミにでも捨てたんじゃないの?」

と夫が笑って言ったが、

いつものように、ふわっと収納の隙間からでも見つかるだろう、と高を括っていた。

 

 

それでもピーラーは出てこない。

 

 

 

 

 

2 不便を選ぶ

 

無いことでじゃあ、ピーラーを買いに行くか?

というと、今回は「買いに行かない」選択をした。

 

スーパーでも、ホームセンターでも、ネットでも。

平均1000円前後で、底値でも100均でも手に入る。

いくつあっても困るものでは無い?

 

それでも買わない。

 

 

何に対してなのか?おそらく自分に対して、だろう。

負けず嫌いの性格が、むくりと顔をだす。

 

無いなら無いでやったろうじゃないか」半ばヤケクソ、である。

 

「包丁があればなんでもできる」

 

 

 

それからピーラー無し生活が始まった。

 

 

 

 

 

3 包丁かピーラーか

 

キッチンに立つ。

ここで初めて

自分がピーラーを使う時はどんなものか?がわかった。

 

いつもピーラーを使うのは人参、ごぼう、レンコンの皮剥き。のみ。

(大根、長芋、じゃがいもは包丁で皮を剥く)

 

 

 

なあんだ、たったこれだけ?

なおさら「ピーラー要らないんじゃない?」なんてかるく鼻歌を歌った、が。

 

 

人参は皮を桂むきにする。

ピーラーで剥いていた時よりかは

切った時皮が厚くなり、もったいない気がする。

 

その時ふと、以前知り合った調理の仕事をしているママ友の言葉を思い出した。

「人参なんて皮を剥かない方がいいのよ。そっちの方が栄養があって美味しい」

一般的にも、よく言われること。

過去に素直に皮を剥かずに調理したが、少し口に皮が残る感じがある。

これは好き好きなのだろう。と言うわけで、皮を剥きたい。結論になった。

 

 

レンコンごぼうも皮剥きを調理によってしなくてもいい場合もあるが、これも剥きたい。

 

困ったのは、人参よりもレンコンの皮剥きが思ったよりも苦戦した。

レンコンは皮が薄く、人参のように真っ直ぐでなく曲線が多く

包丁で皮を剥こうとするなら、

スッと手まで包丁が入りそうになり、思わず冷や汗が出る。

 

 

 

 

包丁でいくのか?否か?

それとも

ピーラーを買うのか?否か?

 

2つの選択が目の前に立ちはだかった。

 

 

そして今日、仕事帰りにいつものスーパーで

それまで使っていたものと変わらない、T字のピーラーを購入した。

 

 

根負けした気がしたが、これでいい。

旬のレンコンを冷や汗をかかずに調理して、もっと食べたいからだ。

 

 

 

3ヶ月のキッチンでの格闘も?!ようやく終わりを迎えた。

 

 

ネタになるのなら、それはそれで意味がある、と思いたい。