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2025.12.04テスト前に片付けたくなる?【学習机】のあり方

 

 

 

先日定期テスト前に

自室のデスクの上を片付け始めた、中1娘。

 

それまでは、デスクの上に、ごちゃごちゃと“推しグッズ”が所狭しと並んでいた。

 

 

 

テスト前になり、急に気持ちを入れ替えたようだ。

 

 

 

見れば、たくさんあった推しグッズがたった「一体」だけ。

聞けば「一人の推しがいればいい」とのこと。

 

 

 

 

テスト前になると、急に片付け始める。

そんな光景は我が家だけではないはず。

 

 

 

 

1 制限を設けない

 

片付けのプロの子、だからと言って、

常に部屋をきれいにしているわけではない。

 

ましてや

子ども部屋が散らかっているから親が片付ける?バカ言っちゃいけない。

 

 

子どもにはいくらでも好きなようにしてほしいと願っている。

 

 

たとえデスクの上が溢れていようが散らかっていようが、

母が毎日入る掃除機を動かせる床のスペースさえあればいいのだ。

完全なる親都合、でよし。

 

 

 

 

それとは別に

好きなものを好きなだけ溢れてもいいと思っている。

 

 

 

 

2 優先順位が決まる

 

自分で判断し、自分で行動する。

 

片付けが日常的にできると、

自分にとっての優先順位が決まってくる。

 

デスクの上の溢れかえった「推しグッズ」も、たった一人に絞った。

テストのみならず、目の前の大事な一つに集中する。

 

 

デスクの上で、大事なものは何か?

集中する時間、励みになる推し、学習環境

 

 

 

 

後のものは「その他大勢の推し」(って言うと娘に怒られるが)は

ギュッとまとめて離れた場所に置く。

 

 

ギュッとまとめたスペースは、それはそれで案外良い。

彼女にとっての「癒しスペース」にもなった。

 

 

優先順位を設けること。

これは私が毎日伝えているわけでも、指示しているわけでもない。

 

 

 

 

3 テストが終わっても

 

定期テストが終わり、娘のデスクを見たが

あの頃の「推しグッズ」モリモリ状態には戻っていない。

 

むしろこの状態をキープしたいとのこと。

 

「着地点」が見つかったようだ。

 

 

 

学習環境は常に一定がいい。

山積みの参考書や赤本やテキストが所狭しとデスク上にあっても、

本人がそれでいいのならそれがいい。

 

 

指一本もデスクに触ってはいけない。

 

というとかなり厳密だが、

丸めたティッシュ、飲み干したペットボトル、消しかす、くらいは、

気になったら捨ててもいいだろう。

それ以外は触らない。

 

 

 

本人を信頼し、さらに親子の関係を円満にしたいのなら、

覚悟を持って、出したい気持ちをグッと堪えて、

見ざる聞かざる言わざる。

 

 

不思議なことだが、

言えば言うほど頑なになり、

手放しで信じると自然に動くようになる。

 

4人の子育てでの自省を含めた私の考えだ。

 

 

 

 

テストの成績が悪いのはデスクの上が散らかっているせいだ。

 

そんなことを思っているようなら

お門違いも甚だしい。

親の勝手な思い込みで子どもを巻き込むべからず。

 

 

いい時もあれば悪い時もある。

 

 

結果だけに振り回され、本人の努力やプロセスをすっとばし

右往左往するのは今日で終わりにしようじゃないか。

 

 

親の心がけ一つで、子育てはいかようにも変われる。