
先日、美容室に行きヘアカットをした。

かれこれ20年以上のお付き合い。
同い年の男性美容師ということもあり、
年齢にまつわる白髪や諸々の髪の悩みもよくわかっておられる。
今回も「前回と同じ」でオーダーした。
ここ数年変わり映えのしないカットだ。
自身あまり変化を求めていないのだろう。
けれど
すんなりと言いなりにならない。
そこがいいんだな。
「仕事で結べるように。と、、あとは何かある?」
「これからマフラーとかするけれど(髪)おろす?」
日常生活のちょっとしたことまで踏み込んで聞いてくれる。
ああ、そうだ。思い出した。
毎年、冬のヘアスタイルの困りごと。
長ければ問題ない。
逆に短くても問題ない。
問題なのは
中途半端な長さ、肩につくかつかないか。の長さ。
セミロングが一番厄介なのはマフラーをした時に
ぐるぐる巻きにしたマフラーの上に毛先が乗っかり、ブワッと髪の毛が膨らむことだ。
これが、とにかく嫌なのだ。

長ければ、マフラーの下に仕込むか結んでしまえる。
短ければ、マフラーにつかないか、さほど気にならない。
「いつもと同じ」を少し変えたくなった。
少し悩んだ。
長さを変えずに、、
カタログを見ながら「これは?」「少し短いかな?」あれこれ相談する。
若い子ばかりの写真だったが、あるヘアスタイルに目が留まった。
ウルフヘア。

「ああ、これ。。」(指で示す)
「これ?」(ちょっと意外そうな表情の美容師)
「似合うかどうかは置いておいて、割と好きなデザイン」
「へえーー。うんわかった。
トップは短く、下は長いけれどかなりすいているから、マフラーでボワっとはならない」

「じゃ、これで」
一瞬でヘアスタイルが決まった。

私の「年甲斐もなく」という胸中を察したのと同時に
きっと彼のプロ意識に火がついたのだろう。
歳なんて関係ない。とばかりに
「好きなヘアスタイルにすればいい」と言い放った。
何ヶ月もカットしそびれた、くたびれた私の髪は
手捌きのよいカットと共に、勢いよく足元に広がった。
シャンプー台に移動するために下を見た時に
カツラが作れそうなほどの髪の毛が落ちていた。

ドライヤーをかけ終わり、
促されるまま、自分の頭に手を入れた瞬間、
あまりの毛量の減りに一瞬驚く。
鏡の前は見違えるような自分の姿。
「これは自分か?」と思うほど、見た目が変わった。
ヘアの下部分をすいたカットは、ここ最近の定番だったが、
ここまでの思い切った、ウルフヘアをしたことがない。
かつての80年代のロックスターのようだ。
懐かしい。が新しい。
自宅での手入れは、というと
シャンプーの使用料、ドライヤーの乾かす時間が、かなり少なくなり経済的になった。
ヘアカラーもしたので、あと1ヶ月は悩みからも解放される。
ドライヤーの時に「トップの髪を前に持ってくるようにかける」
言われたことを忠実に守るだけ。でいい。
before

⬇︎
after




長さはあまり変えず。
見た目を変える。
流行には興味がない、化石のような女だが
年甲斐もなく
「流行に乗っかってかみる」のも悪くはない。