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2025.11.2812浪38歳早大生の就活【ザ・ノンフィクション】レビュー

 

 

「我が子は社会人として、きちんとやれているだろうか?」

 

 

成長した子を持つ親なら、一度は考えた事はあるだろう。

 

 

 

11/9.16(日)放映

 

フジテレビ系

 

ザ・ノンフィクション

 

12浪の早大生38歳の就活

〜僕に内定をください〜』

前編・後編

 

を視聴した。

 

 

まず、題名に喰いつく。

12浪の早大生、だけでも「おおっ」となるのに

38歳の就活、と来たもんだ。

 

 

 

 

1   バカ真面目な石黒氏

 

今回の主人公、石黒氏。

埼玉県・川越に母と二人暮らしの38歳、大学生。

 

とにかく、不器用な男である。

 

受験期に、数ある中堅私大に合格になったにも関わらず父の「学歴差別」な言葉に、全て蹴り

「早稲田」ブランドを目指すも12浪。

 

念願が叶い合格したのは30歳。

大学生になっても、8年間在籍。

単位は人の2倍とった、とか。

 

 

そんな彼が就活する。

 

会社説明会の直前にPCを広げ情報収集。

エントリーシートもギリギリまで一文字も「書けない」

「マスコミ」志望だったのに、急に「YouTuber」になろうか。とフワフワ。

 

 

もぅー、大丈夫⁈⁈

ってなる、前編。

 

 

 

 

 

2   彼を取り巻く人物

 

38歳という年齢ながら、

子どものような人だなぁ。言う印象を持った。

 

人に指図されるのが嫌い。

プライドだけは高い。

完璧主義で行動できない。

 

 

不器用な彼を取り巻く人物。

 

 

 

 

大学の出版サークルの大先輩の磯野氏。

同じサークルだったから「断る理由がない」就活を全面的にサポートする。

他大学のキャリア支援もしながら、石黒氏のエントリーシートを徹夜で付き合う。

 

エントリーシートが全く書けない〆切ギリギリの主人公に

ハッキリ物申し叱咤するが、絶対に見捨てない、磯野氏。

(視聴者の方がイライラして、とっくに見捨てただろう)

 

 

 

一緒に暮らす母。夫(主人公の父)とは離婚している。

スタッフからの質問にサバサバと答える。

 

「なりたいように」育てた。

「“頑張れ”って一度も言った事がない。大人に言うのって残酷でしょ」

印象的な言葉だ。

 

キッチンで母子で立つ姿は、

石黒氏が母に対しての優しい一面ものぞかせる。

 

 

 

後半に登場する、島根県の起業家たち。

石黒氏自身が自分の足を使い、島根の起業家たちに出会う。

島根には縁もゆかりもない、が。

それでも石黒氏に

「面白い」「粘り強い」「島根においで」と暖かく迎える。

 

 

 

 

 

3   フィクションのような結末

 

最後には、石黒氏

島根県の食品会社に内定が決まる。

 

これを観て、涙が出た。

ああ。良かった。

 

 

こんな結末が訪れるとは、

誰も予想していなかっただろう。

 

 

 

 

彼自身、とても強運だ。

 

世間的には揶揄されてもおかしくない立場だが

彼を取り巻く、磯野氏、母、島根の起業の社長たち。

人に恵まれているのだ。

 

 

 

ダメだなぁ、と思う子でも

どっかしら良いところも絶対に、ある。

 

 

母になって強く感じることだ。

 

 

 

石黒氏が、戦国?首都圏から、

離れた地である島根の地、

自分を必要としてくれる場所に“素直”に足を向けた。

(交通費のためにポケカを売って。。)

 

 

戦う場所を変えただけではない。

周りからのあたたかいまなざし、がそうさせたのだ。

 

 

 

人の優しさに触れた、

ノンフィクションらしい、

少し笑えて泣けるストーリーだった。

 

久々にグッときた。