
「どうして我が子たちは、こうも性格が違うのだろう」
こう思ったことはないだろうか?
本当に不思議だ。
同じ親なのにきょうだいそれぞれ性格が違う。
男女差はあるものの
環境だって同じ。
食べ物も同じ。なのに。
一体何がそうなったのか?
22歳(男)、20歳(男)、17歳(男)、13歳(女)の三男一女の我が家の子供達。
まだまだ子育て中ではあるが、一旦は落ち着き始めた時期。
これまでの4人の子育て経験から紐解いてみたい。
①第一子(長子)
几帳面、堅実、従順な性格。
しっかりしてそうで、意外とマイペース。
初めての子として、親からの愛情を強く受けるが、その反面きょうだいの中で一番の「怒鳴られ役」
②第二子(中間子)
協調性、行動的、明快な性格。
おおらかだが、時に態度や顔に現れやすい。
第二子として、常に上の子へのメラメラとした「ライバル心」は強い。
③第三子(中間子)
自由、博愛、平等(フランス?!)な性格。
人の意見も素直に聞けるが、自分が決めたことには真っ直ぐ。
第三子として、とかく忘れがち(!)な存在だが、途中から「存在感」が覚醒する。
④第四子(末っ子)
おおらか、マイペース、自由な性格。
上3人の性格を見ているのか、それぞれ少しずつミックスされているイメージ。
愛されキャラの末っ子だが、よその自分より小さい子を可愛がる一面もある。
家庭によっては違うかもしれないが、
これまで会ってきた親たちとの会話の中の「あるある」として
あなたにも共感していただけただろうか?
年頃になると、男子は「貝」になる。
「誰と会う?」「どこに行く?」聞けば
嫌な顔で「教えてもわからないでしょ」とシャットアウト。
以前、授業参観の案内の手紙を「わざと出さないように」したことも。
とにかく親がうざい、のだ。
そのくせ「どう?」と筋肉を見せつけてくる子もいる。
何なんだ。男子と言っても様々。
特に大学生以上の二人に関しては
無断外泊も数知れず。
LINEは未読のまま。
何度言っても忘れる。
そんなんで、いつも
「ご飯食べるの?食べないの?!」「いつ帰ってくるの?!」「生きているの?!」ヤキモキする私、なのだ。
対し、
女子もそうかと思ったらどうやら違う。
女子は胸の内を「吐き出したい」生き物なのだ。
我が家の末っ子中1の娘。
思春期に入り、自分や友人や趣味の時間を優先することも多くなったが、
学校で嫌なことがあったり、時に試験前のソワソワを、自分が大好きな推しの良さを共感して欲しく
私たち夫婦によく喋る。待っていたかのように堰を切って話す。
そんな時は、ただ共感して頷く、だけだ。
そうすると彼女は落ち着いて、いつものように過ごす。で、また繰り返す。
生まれた順もそうだが、
男と女では違うのも一理ある、と私は思う。
それぞれの違いはあるが、
第一子の損な役回りは「下の子たちへの培ってくれた土壌作り」で
第二子のお調子者は「家の中を明るくするライト」のような存在で、
第三子の薄い存在感は「年齢が上がるにつれて将来が気になる」存在に変わり
第四子の親の愛情を独占状態は「これまでの子育てを全て肯定してくれた」存在になる。
それぞれの道をそれぞれが歩む。
自立こそ子育てのゴール。
親が子を育てた、なんておこがましい。
逆だ。
子が親を育ててくれた、のだ。