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2025.09.06ギャップだらけ【母娘】コミニュケーション

 

 

調べるより、尋ねる。

 

 

私と同世代の知り合いとの雑談から。

 

 

知り合い(50代女性)曰く、

 

「娘(20代)と一瞬に行った本屋。欲しい本があって、探していたんだけど、

なかなか見つからず書店にあった検索機で調べるのよ」

 

欲しい本を探すために、検索機で探す娘さん。

 

 

それでも時間がかかっていたので

知り合いはそれを見て、痺れを切らし、

 

「店員さんに本のありかを聞いたら、一発で探していた本を出してくれたわ」

と誇らしげ。

 

 

娘さんはそんなお母さんの行動を嫌がったそう。

「お母さん、恥ずかしいからやめて」と娘さんから言われたそうだ。

 

へ??店員に探し物を聞くことが恥ずかしい???

 

 

「若い子って、なんでも調べようとするの?」

しみじみ彼女は言った。

 

 

若いからとか年配だからとか、どうかわからないが。

人によるだろう。

店員に声をかける事に抵抗ある、って今時?

 

 

 

 

1 昭和母の距離感

 

超アナログ人間の知り合いの話を聞いて「私も!」と深く共感した。

 

そんなの、聞くでしょ。

検索機でも調べることはあるが、店員が視界にいたら、ほぼ99%聞く。

 

調べている時間がもったいない、というより、探す気がない。

ちゃんと見ていない。

すぐに店員に聞いてしまう。諦めが早いのである。

 

 

先日も愚かなことに

自身も、本屋にて欲しい本があって、少し探して見つからなかったので近くの店員に声をかけたら

店員は「ここにありますよ」と、すぐ近くの平積みしてあるコーナーを指差した。

 

その距離、わずか30センチ。足もとにあった。

思わず、真っ赤な顔で「わっはっは」と大笑いして誤魔化した。

 

 

オバハンちゃんと調べろよ。と、若い店員は思っただろう。

 

 

 

 

2 令和娘の距離感

 

10代の我が娘にも聞いてみた。

 

特に中学生になってからというもの、本屋で漫画本をよく買う。

一人の時が多いが、友人と一緒に書店に行くこともある。

 

やはり、娘も「検索機で探す」ことが多い。ことがわかった。

 

一緒に行った娘の友人が、以前

「店員さんが喋って欲しくないオーラが出ている」とのことで喋りにくい。と娘に話していたそうだ。

 

 

ええーー?!

気を遣うのそこ?と思った。

 

 

 

 

3 娘の気持ちがわからない

 

ママ、恥ずかしいからやめて

 

あ、そうだ。

先日、私も娘から恥ずかしいから、と制止されたことがあった。

 

 

いつかの夕方の仕事帰り、4車線向こうの歩道を歩いている娘を発見した。

大きな声で娘の名前を呼び、肩からちぎれんばかりに手を大きく振った。

 

最初は気が付かなかった娘だが、何度か大声で呼んだことに気がつき

離れた私の姿を見てニコっと笑って小さく手を振り返してくれた。

 

その時私は娘との交流ができ、悦に入っていた。

だがそれは、ただの思い違い、に過ぎなかった。

 

 

娘が帰宅した。

「外で大きな声で私の名前を呼ばないで!恥ずかしい。周りの人がジロジロ見てた」

と言うではないか。

 

「ええ〜?だって笑って手も振り返してくれたじゃん」

 

母の言い訳は、全くもって通用しなかった。

 

 

親の心子知らず、ならぬ

娘の心、母知らず。

 

 

繊細な娘達の胸の内など知る由もない。

 

 

きっと同じことを繰り返すだろう。

令和スタイルに、まだ移行できない昭和の母、なのである。