玄関は家の顔、とよく言われる。
確かに、玄関というのは家の第一印象を決める。
宅配で荷物を受け取る時、ドアを開ける。
外出の際、通行する人からチラっと見える玄関。
突然の親戚友人近しい人の来訪。
など。
家に上がらずとも、玄関アプローチ、ポーチ、庭なども外からはよく見える。
不審者扱いされても仕方ないが、あまりジロジロ見ないようにして
私は、よそ様の家の外側から、
そこに住んでいる人の暮らしを想像するのが好きだ。
もしかして、あなたもそう?
傘がたくさん窓にかかっているが、おそらく子供二人の4人家族だろう。
スタッドレスタイヤが玄関外に積んである。アクティブな人たちかな?
ガレージに道具が綺麗に並んでいるなぁ、車好きなご主人なんだろう。
など。など。
もちろんそれは、想像だけにとどめて置く。
さて、本題。
玄関も人さまから見られているよ。という話。
玄関を整えておけば、第一印象も良くなる。
一人一本なんて、古い価値観?
夫婦きょうだい共有して使っているご家庭も多いかもしれない。
ユニセックスな黒っぽいシンプルな傘を持っていれば、
家族・特に男子も困ることもなかろう。
傘立ての傘の数は人数分、+2つあればいい。
2つというのは、出先で置き忘れなどもあるだろうから予備分だ。
なぜ数にこだわるのか?
傘立てから溢れんばかりの傘、ないだろうか?
最近はビニール傘も手に入れやすく、増えがちだから。
少し減らしていてはいかがだろう。
もし捨てたくないのなら、下駄箱一角や玄関ポーチ収納、納戸などに溢れた分を収納してもいい。
傘はスナップを留めて、生地を真っ直ぐにし、閉じたほうが見栄えも良くなる。
三和土(たたき)に人数分の靴。
それとサンダル一足。かせいぜい二足。
サンダルって言っても、ゴミ出しや近所のコンビニ用などのワンマイル用。
つっかけ、というやつだ。
帰宅時or外出時、他の靴を踏み踏み、靴を着脱していないだろうか?
溢れんばかりに三和土に靴があるのに、毎日同じ靴を履いていないだろうか?
サンダル、長靴、下駄など、季節感のない玄関になっていないだろうか?
毎日同じ靴を履かないから昨日の靴が出ていて、それがチリツモになり
溢れるんだ。と言いたい気持ちはわかる。
けれど、オシャレな自分になりたければ、マメな自分になることだ。
出す時にしまう。これを一つだけ習慣化するだけでも玄関は変わる。
ゴルフバッグ、部活のバッグ、外遊び用のサッカーボール、など。
これらは他のスペースと比べ小さな玄関を占領する大きなもの。
これらの「スペース泥棒」とどう付き合うか?
必要だから置くのはわかる。
汚れがあるから置くものわかる。
予備があったほうがいいのもわかる。
けれど、そこまで置く必要もあるだろうか?
一種類の趣味に対し一つで十分、な場合も多い。
先日、クライアント宅で
玄関を占領していた使わなくなった2つのゴルフバッグをご友人に寄付した。
空いたスペースには、椅子を置き、ご主人が靴を着脱するスペースができた。
もし予備として、一つに絞れない場合は
他の場所に避難することを提案する。
玄関を「優先させる」のだ。
人さまからの印象だけに終わらず。
出発時と帰宅時、家族とあなたが
いつもよりも元気が湧いてくるのを実感するだろう。