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2025.07.21【捨てられない物】を捨てなければいけない?

 

 

捨てられないものは、どこにある?

 

 

子どもは「いらない」けれど、親が捨てられない子どもの工作や作品や手紙

スマホのリスト内にいる「もう5年以上会っていない」記憶から忘れかけている人

買い替え品を探しているが、だらだらと使い続けている耳障りの悪いイヤホン

 

などなど。

 

 

捨てて・リセットして・買い換えたら、

新しい暮らし・新しい私・新しい友人にも、出会えるのは

頭じゃ、わかっている。

 

けれど、それができないのだ。

 

 

1 捨てられないとは

 

誰しも

捨てられないものの一つや二つ、いや、、沢山ある?か。

 

それにしても

捨てるのが“極端に苦手”な人はいる。

いわゆる汚部屋、ゴミ屋敷と言われる住人たち。

 

さまざまな原因と背景があるが、

 

過去に縛られ過ぎている、他人に依存し過ぎている、現状の環境を恐れ過ぎている。

と感じる。

 

対し、

大抵の人は“自然と”捨てられる。

個人差・量の差こそあれ

物を家に「入れたら出す」自然の摂理に従う。

 

捨てられない人、なんていないのだ

 

 

もしや、

自宅が汚部屋ではないか?と、ご心配?

心配していうるうちは大丈夫、とお伝えしたい。

 

それでも気になる方は

 

散らかるリミット、

片付けのタイミングをご自身で決めておくこと、をお勧めする。

「ここまで来たらやばい」の線引き、を理解しているかどうか。を持つ。

 

 

 

 

2 こだわるのそっち?

 

片付けの訪問に伺うと

当たり前のことだが、人によって捨てられない物が全く違う。

 

「ええ?それ捨てるの?(もったいなくない?)」

っていう物だ。

 

逆に

捨てられない物に対しての

クライアントの「捨てられないのよ」「困ったわ」という固執もある。

 

 

それは、一対一の、

クライアントと私の価値観の違いが明らかになる瞬間だ。

毎回必ず、ある。だから面白い。

当然、同じ屋根の下の家族内だってあるのだ。

 

 

いちいち「これ、捨てるのもったいなくないですか?」なんて聞かない。

本心は勿体無い、と一瞬頭をよぎっても

冷たいようだが、

良い言葉にすれば客観視、他の意味では“人ごと”として受け取っている。

「わかりました」と。

そうしないと仕事にならない。

 

反対に捨てられないものに対しても同様。

口を挟まない。

 

本人が決めたことに他人が口を出すのはナンセンス。だからだ。

 

捨てられないものへの悩み、に対しては

一つの提案と行動で示す。

 

 

 

 

3 捨てられないのは悪か?

 

捨てられないものは、

どのようなものであっても、

 

・一時保管

・一定期間

・一定量

 

この3つを意識してもらうこと。

を提案し、さらにそのような物を移動・配置する。

 

捨てられない物も「あなたが決めたこと」だ。

 

だからそれに関しては

求められなければアドバイスを言う必要はない。

けれど、それでもどうしたら?お悩みであるならば、

 

 

捨てずに

日常から離れた場所に「一時保管」して

「一定期間」様子を見てみる。

スペースに応じて「一定量」を決めておけば、

 

1で伝えた片付けのリミット

「ここまで来たらやばい」のコントロールもできる。

 

 

実は、捨ててもいい物は、他にもたくさんあるはずだ。

 

 

捨てたい物ならまだしも

捨てたくないものは捨てなくていい。

無理をしないことだ。

 

とかく「捨てること(だけ)に執着」する一部の風潮が、私は大嫌いだ。

 

 

私とて捨てられない物はある。

けれど、まだ捨てない。捨てたくないのだ。

 

 

タイミングが来たら捨てる。

それでいいじゃないか。

 

 

そしてそのタイミングは、

他でもない

あなたが決めるのだ。