日曜日は
片付けの手を休めて
今回14話。
シリアスあり、ファンタジーあり、
思春期の子どもの心を丁寧に描かれた、印象的なシーンが多い回だった。
時は昭和。ピンクレディーの『UFO』が流行った時代。
五郎と令子別れる前、東京に住んでいた時の話。
自転車を持っていない純は自転車ブームに乗ることができなかった。
不憫に思った五郎は
粗大ゴミ置き場に1ヶ月も放置してあった自転車を父・五郎が目をつけ修理して直す。
家族は猛反対するものの、五郎は純のために
綺麗に自転車が使えるようにする。
純も古くも渋々自転車に乗って、なんとか友達と遊べるようになる。
しかしある日、自宅に警官が訪れる。
捨てた当の持ち主が返すように要求してきたのだ。
一旦は令子がその場を収めるが納得がいかない五郎。
帰り際の警官に噛み付く五郎。
捨てた物を拾って何が悪い。と
警官は盗難品だったら?と窃盗まで疑いをかけるものの
五郎はそれでも折れない。
・・・・・
五郎「しかし、東京では簡単に物を捨ててしまうから。十分に使えるのに新しいものが出ると簡単に捨ててしまうから。流行になるともうすぐに捨ててしまうから」
それで俺は、、」
・・・・・・・
必死になった令子が興奮している五郎をなんとか収めた。
その後令子が5段ギア付き自転車を買ってもらう。
当時の父さんのことを田舎っぺだと思い、疎ましくも思っていた純だが
東京に一旦戻った時の違和感。
流行を追って次々と物を消費する都会の生活。
北海道での暮らしとは比べ物にならない
電気も水道もないところから始めた、
ものが何も無くてもなんとか工夫して暮らす。
貴重な体験を与えた、父五郎の存在。
徐々に純の気持ちが変わり始める。
東京の暮らしの方がいいに決まっている。
病気の母さんの元に居ていたい。
それでも。。
純は、北海道に帰る。
思春期の男子二人のやり取りが、コントのようで面白い。
東京から土産でエロ本をもらった純が、正吉と一緒に眺めるシーン。
物音がしただけでビクビクしながらも、
ちゃぶ台をひっくり返しエロい話をしているのは思わず笑ってしまう。
その流れで
正吉と一緒に、夜に新婚の家庭を覗き見する計画を立てる。
五郎には
「星の観察をする」と嘘をついて、家を出るが
引き離そうとした蛍も追いかけ付いてくる。
そこで3人は山の中で
不思議な光からUFOを発見する。
物音がする。
宇宙人が来た?!
と思ったら、
教師の凉子が山道を
水前寺清子の『365日のマーチ』を鼻歌を歌いながら歩いているのを見る。
次回はどうなるか・・?!