heya-koto

BLOG

2025.04.21思春期の母でも【部屋に入れる】ワケ

 

 

不在時に子供部屋、こっそり入っていない?

 

 

不在だろうが無かろうが、

子供部屋にズカズカと入れるのは

「母ちゃん」の特権。

 

 

先日、美容師さんと何気ない会話の中で

子供部屋に入れるか、否か?

と言う話になった。

 

その男性で私と同い年(51歳)の美容師さんは

「いゃ〜俺は男だし、息子の部屋には入れないよ」

と言った。

 

へぇぇ。そうなのか。と思った。

 

でも、確かに

紛れもなく我が家も

特に子供たちが思春期に入り、

自室のドアを閉めることが多い。

 

何となく「入ってこないで」と

ドア向こうからメッセージを感じなくも無い。

 

が。しかし、

入るよ。ズカズカと。

 

 

 

 

1   そこに家事があるから

 

毎日、家族分の洗濯物を畳んで、ハンガーに掛けたり引き出しの中にしまう。

これ「子どもにやらせれば良いじゃない」って言われそうだが、

リビングに畳んだ洗濯物が山積みになっている事が嫌、なのだ。

そのため、畳んだ洗濯物はすぐに子供部屋に直行する。

 

掃除機かけも、子どもが風呂に順番に入っている時に子供部屋に入って掃除する。

床に広がっている、PCや羽織もの、はデスク上に。

寝転んだリュックは立たせて掃除機を掛ける。

毎日のルーティンだ。

 

家事をスムーズにするため、入るのだ。

 

 

 

 

2   嫌なら断って

 

夕方、次の日に出すゴミをまとめて玄関に。

これもまたルーティン化している家事だ。

 

勉強で集中している時も、部屋に入ってゴミを回収する。

もちろん子どもに話しかけたりはしないが

黒子のように、スッとゴミ箱からゴミを抜き取る。

それ以外余計な事はしない。

 

大学生の次男は、部屋でズームのミーティングがある時は

最初に私に断る。「これから7時から9時までミーティングあるから」(入って来ないで)

 

この時ばかりは

掃除機もかけない、ゴミも回収しない。

一切、部屋には入らず物音にも気をつける。

 

長男(現在22歳)の

以前ズームでの就活、面接の時もそうだった。

息を潜め、ドアにこっそり近づいて聞き耳をたてていたのが

懐かしい。

 

 

そもそも部屋に入られるのは嫌、だろうが

本当に嫌な時は、子どもから理由とセットで表明してもらう事

お互いに最悪な状況は避けられる。

 

 

 

 

3   こっそり入らなくても

 

そんなこんなで、

子どもたちは思春期だから、と、ざっくりとした理由では母を撃退できないため、半分諦めている。

夫に関して言えば、洗濯物、掃除機、も子ども達に気を遣っている。閉まったドアをノックをしたり、「入るよー」と声を掛けてから、おずおずと入る。

 

夫婦でも子どもに対しての接し方が違うのだ。

 

 

昨日も三男(高2)の山積みプリントが溢れ、

隣の長女(中1)の部屋スペースに侵入しそうだったので

 

私から何とか出来ないのか?聞いたところ、

「もう全部いらない」と言うではないか。

 

プリントは全て捨てた。

その間三男はデスクに向かって別の事をして

触られるのも嫌そうだった。

 

「こんな事、親にさせるな」とガハハと笑って返して

 

「クラス便りも出さないで。ったく」ボヤく母に対し

「そんな学校の事、知ってどうすんの」と生意気な三男。

それにしても、公私ともに知らない事が多すぎる。

 

宝の山を漁るように

その中に紛れ込んでいた、三男の作文を読んだ。

へぇ、こんな事思っているんだ。

いつもは口にする事がない心の内を読んでニヤけた。

 

「もぅ、(いい加減)やめてよ!」

口では嫌そうだが、三男も顔は笑っている。

 

「やって欲しくないなら、すぐに片付けるんだなっ!

 

母だから、と言い訳のような

大義名分を振りかざし、今日も子供部屋に入る。