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2024.12.24片付けない子どもに【自立】を願うのなら

 

 

小6娘が、

突如自分の本棚を片付け始めた。

 

聞けば

「欲しい漫画を買うので(本棚の)スペースを開ける」

とのこと。

 

娘はアニメ漫画オタクだ。

アニメ・漫画を唯一の「心のよりどころ」としている。

漫画を何冊か購入することはすでに知っていた。

 

いらなくなった本を外に追い出し

スペースを開けて、

欲しい漫画を入れる。

 

好きなものに関しては自発的に片付けする。

娘の成長を感じた先日である。

 

 

 

 

さて

この話を聞いて

「うちには関係ない」

「片付けできないし」

我が子を見くびっていないだろうか?

そんなの大間違い!と声を大にして言いたい。

 

 

今回は

サンタさんを信じなくなった

特に小学中〜高学年のお子さん。の親に向け

 

片付けの考え方をお伝えしたい。

 

 

 

1 子どもを「そそのかす」

 

うちではこれまで関心のなかったオタクに対して、以前より寛容になった。

と言うのも、一年前から娘が自然発生的にオタクになったからだ。

そのため。全面的に娘を応援する。

 

漫画が欲しい。

と言えば

「じゃSwitchを売ってそのお金で漫画たくさん買えるよ」

「全く遊んでいないし、売ってしまおうか」

両親が平気で子どもをそそのかす。

 

これは子どもが「遊んでいない」「興味が離れた」ものを

大人が「見ている」ことがポイント。

「遊んでほしくないから」と言って

無理やりゲームを手放す大人都合の提案だけは絶対に避けたい。

 

 

 

こちらのポケットマネーからお金を出すこともあるが

基本的には、お小遣いでやりくり、子どもの持ちものから運用したい、のだ。

 

 

 

2 俺のものは「俺のもの」

 

子どものものをリサイクルショップやフリマに「売る」

 

さて、売ったお金はどこに?

 

もしや大人のフトコロ・財布に入っていないだろうか?

それでは、子どもが「がっくり」する。

当然それは我が家でもやっていたことで反省材料なのだが

 

本来、子どものものは「子どものもの」なのだ。

親がジャイアンの如く

「俺のものは俺のもの」「お前のものは俺のもの」だったら

のび太のように子どももうなだれる、だろう。

 

この、当たり前すぎる事実に気づいたほうがいい。

買い取り金額は

レシートと一緒に子どもに渡す。

 

 

ちなみに、

売ったSwitchはリサイクルショップで3万円近く買い取ってもらった。

新品の漫画一冊600円だとすると50冊は買える。

それを全て娘に託した。

高額ではあるが「その価値を知って欲しい」のだ。

現在、そのお金で娘はせっせと漫画を購入している。

 

 

 

3 捨てるよりも「運用」する

 

何かにつけて子どもに

「捨てろ」「片付けろ」「部屋が汚い」と言っていないだろうか?

それでは子どもだって、それを言っている大人だって、嫌気がさす。

 

お金だってそうだが「使ってなんぼ」だ。

スペースも、モノも同様、と考える。

 

 

モノを買う→使う(遊ぶ/読む)→捨てる(リサイクル)

一方的な流れで終わらない。

 

実際リサイクルに持っていけば→値段がつけられ→店頭に並び

→欲しい誰かが買い取ってくれる。

それが繰り返される。

 

自分の大切にしていたモノに正当な価値がつき、

それを欲しい誰かの手元に行くのだから。

こんな皆にとって、喜ばしいことはない。

 

 

最後に。

片付けのプロからひとこと。

 

子ども自身で選ぶ力が身につけば

自立した子どもになる。

 

そう思うのだ。