鬼が笑ってもいい。来年のことを話す。
お正月に初詣に行く人。
いまから『お焚き上げ』準備を。
神社や寺のお守りやお札などを返納し焼却するために
供養する習慣。のお焚き上げ。
初詣に行ってから思い出し、
うっかり忘れてしまった!という人も多いだろう。
先日もクライアント宅で
何年も置いてある、お札が出てきた。
白だった紙は茶色に変色し、埃がかぶっていた。
箪笥の上の奥にずっとあった様子。
「これ、初詣の際に返納しましょう」
お札、お守り、思い入れのあるもの。など。
部屋のあちこちの片付けも気になるところだろうが、
まずは思い出す限りの
返納するもの、を部屋からピックアップしてみよう。
お守り、お札、しめ縄、破魔矢、提灯など
神仏に関わるものが一般的。
引き出しの中、家具の上、鴨居あたりなどをチェックしてみて。
ほかには、思い入れのあるもの。
例えば、何年も捨てられなかった、ぬいぐるみ。
子供が大きくなり飾らなくなった、雛人形、五月人形、など。
縁を切りたい人との写真(怖いな・・)遺品や位牌なども。
お役目が終わった千羽鶴、両目の入っただるま、以前飼っていた愛犬の首輪リード、などもその類。
お守りやお札は必ずしも同じ神社・寺に返さなくてもいいとされている。
大きなもの、不燃物は受け付けてもらえない場合もあるので注意。
(※事前に問い合わせ/ご確認を)
紙袋やエコバッグどんな方法でもいいが、
お焚き上げに持っていくものを、まとめておくことが重要。
存在を忘れないように玄関に置いておくのがいいだろう。
玄関に荷物が置いておいたら邪魔?
何年も自宅に点在したものをまとめただけなのだ。
むしろ、あえて「気になる存在」として置いておくほうがいい。
他にも荷物があるので景色の一部になる??
そうしたら「存在を忘れて」しまいかねないので
玄関を片付けて、返納するものだけにするのがベター。
片付けでお焚き上げのタイミングに合わせる提案をしたが
もし間に合わなくても大丈夫。
どんど焼きなどの光景を見たことがある方は
「ああ、これって結局、可燃ゴミなのね」と冷静な目で見る人も一部はいるだろう。
そう。
モノは全て「ゴミになる」
紛れもない事実だ。
週に2回、3回ある可燃ゴミと一緒に捨てても問題ない。ということだ。
私は信心深くない人間なので
年齢を重ねるごとに、以前は初詣で購入したお守りなどがあったが
ここ数年は、お守りやお札などの類は皆無だ。
毎年の初詣はおろか
子どもの受験期だって「神頼み」はしていない。
ただ、墓参りだけは、年に2回主人と掃除がてらお参りする。
家族の中で一番墓に近いのが私の家だった、と言うだけだ。
半分仕事と思って淡々とやっている。
伸びた雑草を抜き、お墓をブラシやタオルで磨き、花を活ける。
それはそれで、気持ちがいい。
こんなこと言うと
「なんて罰当たりな!」と思われる方もいるだろう。
片付けの仕事をしてわかったことだが
家の中で
埃を被った状態のお札
変色したぬいぐるみ
様々なお守りがたくさん引き出しに入っている
もしかしたらこのようなことが『罰当たり』ではないだろうか。
モノを大切にする。
「開運」という言葉があるが
モノの扱い方が開運へと導くのだろう。とこれだけは勝手に信じている。