家族のものを片付ける。
しかも本人不在で。
・単身赴任中で不在の夫のものを片付ける
・大学生の息子の部屋を合宿中に片付ける
・家族から「片付けて」欲しいと丸投げ・・いや、頼まれた
片付けに伺うお客様宅でも、
ご依頼主のご家族の部屋を片付けることがありますが
部屋の主であるお子さんのスケジュールが合わず、
本人(ここではお子さん)不在でお母様と私で片付ける。ということもよくあります。
本人不在ということは、
「本人(お子さん)だったらどうするのか」をいつも頭に入れて動きます。
そこで今日は、本人不在の片付け
事前に確認するべきこと、
実際作業する時に注意すること、
作業後に部屋の主にお伝えするべきこと。
3つのテーマでお伝えしていこうと思います。
ここで、部屋の主、というくらいですから、部屋の主は小学生〜大人を指します。
それ以下の年齢のお子さんは、大人と一緒に片付けをすることをお勧めします。
本人、と書いても分かりづらいので、ここでは
「お子さんが不在の際」として例をあげます。
【1 事前確認するべし】
まず、部屋の主であるお子さんに「どういう部屋にしたいのか」と聞きます。
質問自体、漠然としていて、わからない時がありますので、
「何に困っていて」「どうしたら改善できそうか」を具体的に聞きます。
それでも何も困っていない場合
子供の動線を見ながら、家具の配置、収納の無駄、動作の無駄を洗い出します。
先日も、伺ったお客様のお子さん(高校生)のお部屋を片付けることになり
片付けの日には参加できないということで、たくさんその高校生のお子さんから話を伺いました。
日常的に部屋にある大きなベッドを使わず、隣の部屋でテレビの前で鑑賞・ゲームをし、その後布団に入る動作がありました。
それなら、とベッドの前に隣の部屋にあったテレビを動かす提案。
ケーブルも大丈夫そう。
テレビを置く場所には他の家族の衣類、他にベッドのある部屋には箪笥内に本人以外の他の家族の衣類がたくさんあったので、それを一箇所にまとめる提案も併せてお伝えしました。
畳に敷いていた布団は撤去、ベットにいながらテレビを見られるようにイメージを共有。では勉強するスペースはどこに?と建設的に話ができます。
と言ったことがありました。
そして大事なこと
「勝手に触られたくないものがあったら予め別の場所に置く」
「捨てない」(丸めたティッシュなど明らかなゴミ以外は)
「移動したものを帰宅した本人でも後でわかるようにする」
お子さんと約束して片付けがやっと始まります。
【2 作業する時に気をつけること】
【1】でもお伝えしたように、約束は守る。
これに徹する。イメージが出来上がっているのであとは物の移動だけ。
これって「いる?」「いらない?」なんて自分の片付けの時のように?悩まなくていいんです。なんて楽なんでしょう。
ただ、家具を、ものを、移動するだけ。
うっかり、子供が見られたくない、見てはいけないような
手紙の中などは(見たい気持ちはわかるが)間違っても見ないようにしたいもの。
最初に「予め触られたくないものはどかしておく」と、約束していても、です。
【3 片付けた後にすること】
捨てない。これが最初の約束なので、
もしかすると親目線で「これいるか??」「捨てた方がすっきりするだろう」というものもきっと出てくるはず。
もしそういうものがあれば、わかるように、あえて目立つ場所に出しっぱなしにして帰宅したお子さんに聞く。
家具のレイアウトは見ただけでわかるので、特に、小さいもの、引き出しなどの収納に入れたもの、は紙やラベル(マスキングテープにマジックで書いておく)を貼ってわかるように。
こちらも何がどこにあるか、把握できるように。
【最後に】
準備8割、です。
事前の確認がいかに大事か、これにかかっています。
片付けた後のイメージの共有ができていれば、
お互いに気持ちよく過ごせます。
ぜひ参考にしてくださいね!